観光地や人気のスポット。存分に楽しみたいけど、いつだって人ごみなのが残念です。特にそう感じるのが、写真撮影の時。人が多すぎて、いったいなにを撮りたかったのかよく分からない仕上がりに...。そんな場所でも、世界をひとり占めできる方法がありました。写真のなかで、雑踏を消せるのです。
「ライトトレイル」は長秒露光撮影ができるアプリ。
使用するのは、デジタル一眼カメラ「α7S」と「ライトトレイル」というPlayMemories Camera Appsのカメラ専用アプリ。もとは、上の写真のように、車のヘッドライトなど、光の軌跡を撮影する長秒露光撮影を、知識やスキルがなくても手軽に楽しめるアプリです。この特長を逆手に取り、静止している人・物だけを写真に写し、動いている人・物を飛ばすことで消えたように見せる、ちょっとアーティスティックな写真が撮れるワザです。
消えていく様子を液晶モニターで確認。
通行人の姿が残像となっていく様子を、「α7S」の液晶からリアルタイムに確認できます。今回はシャッターを押してからものの数秒で、雑踏が気にならないほどに消えてしまいました。
アイデア次第で、さまざまなシチュエーションをつくれる。
1.休日の繁華街をひとり占め。
休日には通行量が21万人ほどもある、とある都内の交差点。たくさんの人が行き交うスクランブル交差点ですが、写真に写るのは真ん中で止まっているひとりだけ。歩行者用信号が青の時に、数秒だけ交差点の真ん中に立って撮影しました。今回はビルの高い場所から撮影するので、標準ズームレンズ(SEL2870)を使用しました。例えば、人が多く行き交う観光名所でも、ひとり占めしているかのような撮影をすることができます。
「ライトトレイル」を使わない撮影だと、こんな仕上がりに。モデルの姿を見失ってしまいそうです。
2.幅広い場所でも主役はひとり。
ローラースケートリンクのなかで撮ったこの写真。実際は、モデルの前後にたくさんの人が滑っていますが、きれいに消えました。ライトトレイルなら、「キメポーズに人がかぶって台無し...」なんてことはありません。
リンクの全景をおさめて、まるで貸し切ったかのようなこの写真は広角レンズ(SEL1635Z)で撮影。横幅が40mもある広いリンクも撮り切ることができました。例えば、多くの子どもが走り回る大きな公園でも、公園を貸し切りにしたかのような写真を撮ることができます。
こちらがライトトレイルを使わなかった写真。カメラとモデルの間に人が入ってきてしまいます。
3.夜の遊園地はふたりだけの世界。
遊園地のメリーゴーランドの前で撮影するとこんな写真に。もともとの「ライトトレイル」の効果で光が伸び、さらに日光の反射がない夜の撮影は、周囲の人がきれいに消えるので、まるで異世界の遊園地に迷い込んだかのような雰囲気に...。撮影は夜でしたが、高感度で暗がりでの撮影に強い「α7S」で撮影したので、ライティングを行わずとも被写体をきれいに残すことができました。例えば、デートで人が多い夜景のスポットを訪れた時でも、人ごみを消して、普段とは違った、二人だけの世界を撮影することができます。
こちらがライトトレイルを使用せずに撮った写真。手前に写り込んだ行き交う人に、目がいってしまいます。
カメラ1台でこんなにも遊べる。
ソニーのカメラアプリシリーズ、PlayMemories Camera Appsには、「ライトトレイル」のほかにも星の軌跡を撮る「スタートレイル」や、一定の間隔をあけて撮影した静止画をつなげ、動画のように見せる「タイムラプス」など、さまざまなアプリがラインナップされています。
月刊「大人のソニー」PLAY!のおすすめ
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スタートレイル
夜空の星が描く軌跡を美しい動画で残せるアプリ。
詳しく見る
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タイムラプス
タイムラプス動画を簡単に撮影できるアプリ。
詳しく見る
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多重露光
複数の画像を重ね合わせ、多重露光撮影ができるアプリ。
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一眼カメラを使い始めたばかりの方は、知識やスキルがなくても思い通りの写真が。カメラに精通した方でも、今回のように視点を変えるだけで、いつもとは違った写真を撮ることができます。さらに、シーンに合わせて広角や望遠のレンズを組み合わせれば、さまざまな写真表現を気軽に楽しめますね。
お手持ちのカメラも、アプリとレンズで自分好みにカスタマイズすることで、本当はもっと遊べるかもしれませんよ。
さらに、東京・銀座 ソニービルショールームや、ソニーストア 名古屋・大阪では、αと各種レンズなどを使って、ジオラマ撮影や、撮影した写真を4Kテレビに映し出せるなど、実際に体験いただけるコーナーを充実しております。ご来場をお待ちしています。
撮影協力地:東京ドームシティ アトラクションズ
住所:東京都文京区 後楽1-3-61
営業時間:10時〜21時