地域差・時間差のないぐるなび事業にビデオ会議システムは不可欠。 ビデオ会議により、離れた拠点間での意思疎通と合意形成が実現 当社がビデオ会議システムを導入した1999年当時は、インターネットが急速に普及し、組織の規模が急拡大していた時期でした。特に、東京・大阪間で緊密な業務連絡を行うことが必要であり、人の移動に代わる手段としてビデオ会議システムを導入しました。ぐるなびサイトには日本中どこからでもアクセスがあり、地域差や時間差のないレスポンスが必須です。そのためには、たとえば東京と大阪にいる社員が同じ情報を認識・共有し、一つの決裁事項をリアルタイムで確認する必要があります。それがスムーズに行えるのはビデオ会議システムだと判断し、PCS-1600という当時のモデルを東京・大阪に2台導入しました。現在は、全国18台に規模も拡大し、PCS-1というさらに機能アップした機種を活用しています。 セキュリティ・汎用性・拡張性・操作性がPCSの選択理由。
東京本社と全国営業所のすべての会議室にビデオ会議を設置。 原則として、東京本社と全国営業所のすべての会議室にビデオ会議を設置し、会議室さえ予約すれば、誰でも自由に使えるようにしています。ビデオ会議システムが使われない日はあり得ません。「電話のかわり」という感覚で、みんなあたりまえのように使っています。東京本社はビルの2階・4階・9階に分散しているのですが、フロアー間のミーティングにも頻繁に使われています。大きな会議室がなくても、各会議室にビデオ会議システムがあれば、非常に機動的な会議運営が可能になるわけですね。 それから、毎日の朝礼にも活用しています。朝のちょっとした時間を使って、全社員が同じ情報と認識を共有できるのは非常に有益です。 ビデオ会議システムの導入を成功させるには、まず社員に徹底的に自由に使わせることだと思います。ソニーのPCSは機種が変わってもリモコンのデザインは一緒ですし、操作性が非常にいい。簡単なマニュアルさえ置いておけば、みんな電話感覚で手軽に使います。その結果、社員同士のコミュニケーションが密になります。 事業に合った高密度のコミュニケーションとともに顧客満足向上も実現。 ビデオ会議で大討論が行われることも珍しくない 採用面接やセミナーにも活用し、組織戦略および顧客満足に貢献 ビデオ会議システムを導入した最大の効果は、リアルタイムコミュニケーションにより、意思疎通と合意形成がスピーディーに行えるようになったことです。当社のビジネスの核心は、ぐるなびサイトのコンテンツや商品を作る仕事です。つまり人々が何を考え、何を欲しがっているかを探り、それを事業としてどう表現するかを考えるのです。いわば正解のない問題の答えを得るために、多くの社員が延々と議論し、カンカンガクガクの大討論のなかから新しいコンテンツや商品を生みだしていきます。だからこそ、迅速に意思決定が行えるビデオ会議システムが必要不可欠だったのです。さらに当社では、社長や役員による採用面接にもビデオ会議システムを活用しています。この効果として採用基準が均一化され、中長期の組織人材戦略にマッチした採用が実現しました。また、東京で実施する加盟店向けの講演・セミナーを全国の営業所で視聴していただく用途にも活用しています。お客様満足の向上にも貢献しているようです。 これからの高密度コミュニケーション時代の開拓をソニーに期待。 これからビデオ会議システムは、従来の会議室付帯施設という枠を超え、携帯電話や無線LANなどと連携して、いつでも、どこでも会議ができるように進化していくと思います。ソニーさんには、そうした高密度コミュニケーション時代を切り開いていただきたいですね。
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