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事例紹介

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PCS-G50 PCS-1 PCS-tl30 導入事例 2007.9.26掲載
■ソニーイーエムシーエス株式会社様 [業種:企業]
一宮テックと稲沢テックを常時接続し、本社や海外拠点、物流検査機関にもビデオ会議を置くことで、 距離を感じないビジネスオペレーションを実現
お客様プロフィール
ソニーイーエムシーエス株式会社様
2001年4月、新時代のモノづくりを担うソニーグループの中核企業として誕生したソニーイーエムシーエス様。
Engineering(開発や設計などの技術)、Manufacturing(製造)、Customer Services(お客様の要望に応えるための各種サービス)の頭文字(E・M・CS)をもって社名を表し、設計からカスタマーサービスまでの一貫体制を実現しています。さらには、物流機能とも連携した高速サプライチェーンマネジメント(SCM)を構築し、引き続き生産革新に取り組むなど、常にチャレンジを続けています。
お客様のニーズ・課題
一宮・稲沢テックが世界的な「映像ビジネスの中心基地」となる為、両拠点と海外・製造・設計・サポート部隊の距離を埋めるシステムを必要としていた。
導入効果
ビデオ会議システムの常時接続や、SIPを活用したIP電話による音声での会議参加によって、距離を超えたリアルタイムでの状況把握・対応が実現。
導入背景 一宮テックと稲沢テックのビジネスオペレーションの一体化を図りたい。
選定理由 G50とPCS-1はSIP対応と多地点接続を、TL30は手軽さを評価。
システム内容 モデルを使い分けて合計35台のビデオ会議システムを導入。
導入効果 常時接続により、距離を感じさせないマネージメントを実現。
今後の展望 BCP対策ソリューションへの活用など、さらなる利便性向上に期待。
ソニーイーエムシーエス株式会社
企画管理部 IT推進課 統括課長 今枝義徳様(写真左)と同課 加藤英行様(写真右)にお話を伺いました。
導入背景

一宮テックと稲沢テックのビジネスオペレーションの一体化を図りたい。

ビデオ会議によって、ビジネスオペレーションの一体化が実現 当社は、国内10ヶ所のテックにおいて、エレクトロニクス機器の商品やデバイスを生産しています。このうち、一宮テックではプロジェクターを、稲沢テックではブラビアなどの液晶テレビを製造し、「映像ビジネス」を手がけているテックとして双方の連携を密にしています。この連携をさらに強化し、「ソニーのモノづくりの中心として最先端の技術や情報、ソリューションを発信する基地でありつづける」というチャレンジを実現するために、一宮テックと稲沢テックのビジネスオペレーションの一体化を図ることにしました。両テックの一体化は、日本とアメリカ、東南アジア、ヨーロッパの世界4拠点にあるテレビ関連工場に対し、一宮テックと稲沢テックがグローバルソリューションHUB的存在となるためにも重要な体制です。そこで問題となったのが両テック間の距離です。距離を感じないオペレーションを実現するために、場所を問わずどこでも打ち合せに参加でき、ビジネススピードをアップするビデオ会議を導入することにしました。(今枝課長)
選定理由

G50とPCS-1はSIP対応と多地点接続を、TL30は手軽さを評価。

IP回線・ISDN回線による多地点接続やVoIPとの連携により、ビジネススピードが向上 各拠点・部署におけるビデオ会議システムの用途や利用シーンを想定した上で、それぞれに最適な機種を選定しました。ハイパフォーマンス・スタンダードモデルのPCS-G50とセットトップモデルのPCS-1は、IP回線による国内常時接続を行うことと、海外拠点とISDNで接続する可能性を考慮して選択しました。多地点接続を行うMCU機能が内蔵されており、音声品質が非常にクリアである点も評価しました。特に音声品質は、他社製品に比べて高品質だと感じています。コンパクトなオールインワン・エントリーモデルのPCS-TL30は、ヨーロッパやアメリカ、東南アジアと頻繁に打合せを繰り返すエンジニア部門のマネージャー向けに導入しました。最初は試験的に導入したのですが、自分の席に座ったまま電話感覚で使用できる手軽さと、パソコンのモニターとしても活用できる利便性・省スペース型が社内で評判を呼び、半年ほどの間に19台もの導入・増設を行いました。
また、社内のIT環境をSIP連携することが決定していましたので、ソニーのビデオ会議システムがSIPに対応しており、VoIPシステムとの連携が可能であることも決め手となりました。(加藤様)
システム内容

モデルを使い分けて合計35台のビデオ会議システムを導入。

ビジネスオペレーションの一体化を実現するシステムとして、SIPサーバーをコアとしたITネットワークを採用し、一宮テックと稲沢テック、藤前倉庫の3拠点を社内ネットワークで繋いでいます。ビデオ会議システムは、SIP対応と多地点接続対応、急増しつつある海外拠点との接続を考慮して、ハイパフォーマンス・スタンダードモデルのPCS-G50と、セットトップモデルのPCS-1を親機として構成しています。海外とのやりとりは、ヨーロッパ、アメリカ、韓国、東南アジアがメインです。このうち東南アジアは通信状況が悪いため、音声会議を行うなど、多彩な会議方法を用意してビジネススピードをあげています。
オールインワン・エントリーモデルPCS-TL30は、1対1など主に少人数での会議で活用しています。(今枝課長・加藤様)


ここがポイント
SIPに対応しているPCS-G50やPCS-1を親機として会議を行う場合には、ビデオ会議端末から関係者のIP電話やPHSに電話をかけ、音声だけ会議に参加してもらうことも可能です。廊下を歩いているような状況でも、その場ですぐに会議に参加してもらえるため、ビジネススピードの向上に繋がります。
導入効果

常時接続により、距離を感じさせないマネージメントを実現。

手軽にビデオ会議が行えると、 現場でも好評のPCS-TL30 共通会議室を除き、各部署のビデオ会議システムは常時接続を基本ルールとしています。業務が密接している部署間をビデオ会議で常時接続することで、様子が騒がしいという段階からリアルタイムで情報共有ができ、迅速な対応や判断が可能です。
コンパクトなPCS-TL30は特に評判がよく、打ち合せが必要なときに呼びかけたり、海外と接続するために、いちいち時差を計算するのではなくビデオ会議で相手の様子を確認するなど、電話代わりの便利なツールとなっています。特に、物流拠点の藤前倉庫との常時接続によって物流管理を密接に行うことができ、昨年の年末商戦期にはその利点を大いに実感しました。
結果として、出張など社内ミーティングにかかる経費削減が実現し、ビジネススピードが加速しています。また、コミュニケーションが円滑になったことでグループに一体感が生まれました。(今枝課長)
今後の展望

BCP対策ソリューションへの活用など、さらなる利便性向上に期待。

一宮テックと稲沢テックは、東海地震と東南海地震の対策推定地域の中間に位置しています。そのため、災害時の被害を最小限に食い止め、主要なビジネスを中断・停止することなく継続するためのBCP対策ソリューションとして、ビデオ会議システムとIPセキュリティシステムの連携を活用したいと考えています。各拠点の状況確認と、工場のラインを見ながらの対策会議ができるシステムを導入し、より正確で迅速な対応を行うことができる環境の構築を目指したいと思います。(今枝課長)
システム構成
ビデオ会議システム
PCS-G50 ×9
ビデオ会議システム
PCS-1 ×2
ビデオ会議システム
PCS-TL30 ×19
ビデオ会議システム
PCS-1600 ×5
IP多地点接続用ソフトウエア
PCSA-M3G50 ×9
IP多地点接続用ソフトウエア
PCS-323M1 ×2
ISDN接続用インターフェース
PCSA-M0G50 ×9
ISDN接続用インターフェース
PCSA-320M1 ×2
SIP用ソフトウェア
PCSA-SP1 ×16
※上記は納入時の構成です。閲覧される時点で販売が終了している可能性がありますことをご了承ください。
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