新しい東海大学の学内連携のために、ビデオ会議システムを導入。 カメラ映像と資料映像など、モニターはデュアル構成とし、会議や講義のスムーズな進行を図る。 当大学は、2008年4月に東海大学、九州東海大学、北海道東海大学の三大学をひとつの大学に統合し、新たな東海大学として生まれ変わりました。全国に広がる各キャンパス(湘南・代々木・高輪・沼津・清水・伊勢原・熊本・阿蘇・札幌・旭川)は従来のまま存続し、地域の特性も活かした特徴ある教育を行い、多彩な学部・学科構成による幅広い分野の学びを提供します。東海大学が最初にビデオ会議システムを導入したのは、統合以前のことになります。連合大学院(統合前名称)の設置をきっかけに、三大学にビデオ会議システムを導入し、総長や各大学の学長が出席する会議をはじめ、大学院の遠隔授業などをビデオ会議で開催していました。ビデオ会議を導入したことで三大学の距離感は確実に縮まり、この時点で学園のトップもビデオ会議の有効性を認識していました。その様な中、三大学統合の話が持ち上がり、限られた時間の中で大学統合の目的をスムーズに達成するには、ビデオ会議システムが必須であると判断し、追加導入が決定しました。また、それまでのビデオ会議システムの実績が、統合を後押ししたと言っても過言ではないと考えています。(副島課長・星課長)操作性とコストパフォーマンス、メンテナンスのよさが決め手。
外部MCUにより10拠点同時接続を実現。カメラ映像の切り替えも容易に。 2008年4月に、湘南・代々木・高輪・沼津・清水・伊勢原・熊本・阿蘇・札幌・旭川の10拠点にスタンダードモデルPCS-G50とデータソリューションボックス、32インチの液晶ディスプレイ2台をそれぞれ導入しました。Codian製の外部MCUと組み合せて10拠点同時接続を実現して います。学園高速情報ネットワークを使用し、最大通信帯域はPCS-G50の最大値である4096kbpsで設定しました。(田中様・古田様)重要な定例会議をビデオ会議で実施。出張コストや時間を大幅に削減。 2008年度より九州・北海道も参加し、ビデオ会議で「チャレンジセンター」のプレゼンテーションを行った。] 東海大学には、学生が自由な発想で企画したプロジェクト活動を行う「チャレンジセンター」があります。統合により4月から、九州と北海道もこのプロジェクトに参加できることになり、学生主体でゼロから企画内容を作り上げていく「学生企画プロジェクト」のプレゼンテーションをビデオ会議で行い、審査しました。また、海外留学前に留学先と接続して教官が語学試験を行ったり、現地の授業を中継したり、さらにはネイティブの講師の少ない第2外国語の授業を遠隔授業で実施するなど、ビデオ会議システムを幅広く活用しています。 更なるビデオ会議の活用で三大学統合メリットの最大化を検討中。 東海大学では、学生の大きな夢への挑戦を応援。今年はル・マンに参戦。(大学参戦は世界初) 2008年度は統合・改革の第一歩です。スムーズな会議進行など細かい運営については今後の課題でもありますが、今後、すべての学部・学科の将来像を分析・検討し、段階的に整備を進めていくうえで、ビデオ会議システムが大いに役立つと考えています。現在は、会議でのビデオ会議システム利用が一番多いのですが、将来は全キャンパスの授業時間帯を調整して学部の講義にも活用したいと計画しています。たとえば旭川キャンパスに所属する学生が、湘南キャンパスで展開するカリキュラムを副専攻として選択するというようなことができれば、学生が得る可能性が広がります。会議には、導入したスタンダードモデルPCS-G50の品質で十分ですが、遠隔授業を行うためにはより高品質かつ臨場感のある環境が必要です。遠隔地にいる学生同士があたかも同じ空間にいるような環境を整えるために、HD対応モデルを導入したいと考えています。この計画の実現のためにも、ソニーさんにはより低コストでより高品質なHD対応モデルの開発を期待しています。(副島課長・星課長・久保田課長補佐) ※本システムは「東通産業株式会社様」のご協力により構築されました。
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