簡単操作を実現する新システムの導入により旧システムでの課題を一新したい。 会議室に設置されたHDビデオ会議システムPCS-XG80。 全国各地に点在する店舗間を繋いで遠隔会議を行うため、当社では今回のシステム導入以前から、PCベースのビデオ会議システムを活用してきました。旧システムは3店舗に1台、2店舗に1台など各地域の代表店舗に設置し、そこに地域各店の参加者が集う形で運用していました。しかし、一度外したPCの配線を元に戻すことや、音声の調整などといった基本的な環境構築ができない店舗があったり、操作が難しく使いこなせない店舗が多く、全店舗会議がなかなか開催できないことが課題となっていました。そのため新システム導入にあたっては、ネットワークも含めて誰でも簡単に設定・操作が行えることを要件とし、機種の選定を行いました。 直感的な操作により全26拠点の一斉接続を容易に実現できるソニー製品を評価。 PCベースやビデオ会議専用機を扱う数社の製品を比較検討した結果、ソニーのHDビデオ会議システムPCS-XG80およびPCS-XL55、多地点接続用サーバーPCS-VCS40SETを選択しました。PCS-XG80およびPCS-XL55は、コンパクトで場所を選ばないことや、家電と同じく直感的な操作が可能で専門知識などは不要であることなどから、各店舗への導入・運用がスムーズに行えると判断しました。 また、多地点接続用サーバーPCS-VCSはソフトウェアライセンスを追加するだけで接続拠点の増設が行えるとともに、最大16分割の画面表示に対応している点など、全店舗への新システム導入を検討していた当社には大きな利点でした。温泉地にある店舗の中には一般的な高速インターネット環境が利用できない地域もあり、PCS-VCSが異速度間での相互接続に対応していることも決め手の1つとなりました。 PCS-XG80・PCS-XL55を全国拠点へ導入し、PCS-VCSをコアとした多地点接続を実現。 2012年9月に、HDビデオ会議システムPCS-XL55を29台、PCS-XG80を1台、多地点接続用サーバーPCS-VCS40SETを2台(内1台は負荷分散用)導入しました。全国26施設を接続し、トップメッセージの配信や昼礼などの全体会議、店舗・部門間会議などに活用しています。専用機を導入したことで、旧システムでの課題だった配線などの環境設定もスムーズとなり、ビデオ会議の利用頻度が日々高まっています。
・各店舗に導入したPCS-XL55はモニタ一体型の専用端末のため、誰でも簡単に操作ができる! ・多地点接続サーバーのPCS-VCSにより、全拠点を一斉に接続したり、部門間会議を円滑に実施できる! ・ビデオ会議システムの導入により、コストの削減と、コミュニケーションの自発的増加を両立できる! 操作性や製品性能の高さ、利用機会の提供により使用頻度が自発的に発展。 言葉だけではなく視野を通して伝わってくるもの、見えてくるものがあると実感しています。 導入から数ヶ月が経ちました。全店舗へのシステム導入によって、それまで全体会議参加のために費やしていた時間や移動のコストが大幅に削減できつつあると感じています。操作性のよさは期待以上でした。旧システムで行っていた支配人会議だけでなく、地域店舗間やグループ間、部門間、担当者同士のちょっとした会議などにも積極的に利用されるようになったのは、運用開始当初からルーチンワーク的にビデオ会議を業務に組み込んでシステムに馴染みやすい状況を用意したことによる運用戦略の効果に加え、特別な説明などを行わなくても誰でも使いこなせる利便性の高さによるものと評価しています。 映像品質も高精細で、PC画面に映し出された資料を「これ」と指したり、カメラの前にぺーパーを差し出すだけで、そこに書いてある文字や画像が容易に読み取れます。音声遅延もほとんど感じず、会話がスムーズです。 何よりも会議を行う上で、お互いの表情が見える効果は大きいですね。会議時間の長さに関わらず、相手の顔が見えることで「会議に参加している」という意識が高まります。PCS-VCSの分割表示機能によって全体の様子がひと目で把握できることも、予想以上の効果を得ていると思います。 店舗間のコミュニケーション円滑化も実現。面談などへの活用計画もあり。 新システムを導入したことにより、担当業務の性質上なかなか店舗から離れられないスタッフも会議に参加できるようになりました。必要に応じてその場でスタッフを呼び、会議に参加してもらうこともできますし、店舗間のコミュニケーション円滑化にも大いに役立っています。今後は、面談などにも活用していきたいと考えています。
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