導入後9年経過したビデオ会議システムを災害対策にも適した最新の機種に入れ替える必要があった。 災害対策時に利用する大会議室。参加人数の多い時はPCSA-A7P4マイクを使用。 当社では、これまでもビデオ会議システムを導入していましたが、これらは、導入後9年経過し、入れ替えを検討する段階にありました。今回は、中でも優先順位の高い、災害対策用の会議室のビデオ会議システムを入れ替えました。当社の場合、保険金の支払部門などの事務部署が大阪に集中している一方、主な企画部署は、東京に集中していることから、有事の際に東京と大阪の意思疎通を円滑に行うためには、ビデオ会議システムは必要不可欠でした。 SD(スタンダード)とHD(ハイビジョン)ビデオ会議システム間の相互接続性が高く、品質面でも優位。 システム一式はキャスター付ラックに収容し、会議室内を自由に移動可能とした。 これまでもソニーのSD(スタンダード)ビデオ会議システムを利用しており、当社の関連会社もソニーのSDビデオ会議システムを数多く導入している状況です。そこで、HD(ハイビジョン)ビデオ会議システムを導入するにあたり、相互接続性を高めたい必要がありました。社内でテスト接続を重ねた結果、相互接続性が高いことが確認できたことに加え、ソニー製品への品質面をはじめとした安定感・信頼感もあり、総合的に考えて、ソニーを選択させていただきました。東京と大阪にそれぞれ同一のシステムを導入。 災害時に、災害対策室となる会議室にそれぞれ1台ずつPCS-XG80を導入。大阪の本店にも同様のシステムを導入し、災害時には、即座に会議を開催できる環境としました。
画質と音質が飛躍的に向上。多地点接続の利便性も大きなメリットに。 会議室にはPCや複合機など災害対策室に必要な機器を用意。どの拠点からでも多地点会議を迅速に開催が可能。 実際に、PCS-XG80を導入して驚いたことが画質と音質の良さです。臨場感があるので、人が話している表情も汲み取れるうえ、映像と音声のずれもほぼありません。これまでのビデオ会議システムは、誰が話しているかは判別できましたが、表情まではとても汲み取ることはできませんでした。資料なども鮮明に見えるので、情報共有が飛躍的に進むと実感しました。 さらに、多地点接続が可能になった点もよかったと思います。東京や大阪では、いくつかのビルに部署が散らばっているのですが、それぞれのビルからビデオ会議に参加できるようになることで、これまで以上に即座に会議を開催できるようになりました。 ビデオ会議やWeb会議など、会議システムのさらなる導入を検討。 画質と音質が向上し、多地点接続も可能となり、本当に便利になりました。 当社では日常的に東京、大阪間での会議が開催されており、ビデオ会議を利用できる会議室が不足しています。残念ながら、「会議室の空きを見つけられず、会議室を予約している他の部署にゆずってもらわないと会議が開催できない」という声も出ています。そこで、今後は、フリースペースの効率的な運営に向け、持ち運び可能なビデオ会議システムやWeb会議システムの導入など、様々な方法を検討していきたいと考えています。
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